「ネクストソサエティ」 P.F. ドラッカー

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2009年05月13日 22:07

ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる
上田 惇生

ダイヤモンド社 2002-05-24
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・本日は、ドラッカーの本からご紹介いたします。

・日本では2002年に発売されていますが、現在の状況と
 合致します。

・もう”コトバ”というより、文書ですが、端的に一言で表せません。
 マネジメントとして「うーん」と思いましたのでご紹介します。


■ すべてを内製(部品などをすべて製作)したフォードはやがて
  マネジメント不能に陥った。

■ 今日では、すべてを傘下にいれるという考えそのものが
  無効になっている。一つの原因は、企業活動に必要とされる
  知識が高度化し、専門化したためだ。


■ 内部で維持するには費用がかかりすぎるものとなった。
  しかも知識は常時使わなければ劣化する。
  それゆえ、時折の仕事を内部で行っていたのでは
  成果があげられなくなる。



・ 企業経営として考えてみたときに、さすがにうなってしまう
 ような考え方だと思います。

・ 企業が、何もかも自分でやってしまおうと考えるとき。
  いろんな業種に手を伸ばそうとするとき、またはすべてを
  支配下に入れたいと考えるとき、このドラッカーの言葉は、
  常に意識しておきたいことではないでしょうか。

・ これはまた、口はばったい言い方になってしまいますが、
  人生も同じではないかと思います。

・ 何もかも自分でやってしまおうとするとき、
  何もかも手に入れたいと考えるとき、手に入れたとき、
  それは本当に必要なものなのか。それがあることで
  余計なエネルギーを使ってしまっていないか。

・ 今、私は“余計”だと思うことを、どんどん削ぎ落として、
  できるだけシンプルにすることを心がけています。

  心がけるだけで、簡単じゃないです(笑)欲の塊なので・・・

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