2010年02月14日

「赤めだか」 立川談春

赤めだか赤めだか

扶桑社 2008-04-11
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・本日は、立川談志の弟子である立川談春さんのご著書
 からご紹介します。


・驚きました。予想以上に面白い本で、一気に読んで
 しまいました。
 立川談志のハチャメチャぶりももちろん、筋を通す
 考え方など、お勧めです!!


■ (談志が稽古の時に教える基本の考え方)


■ これは俺(談志)の趣味だがお辞儀は丁寧にしろよ。
  きちんと頭を下げろ。

■ 次に扇子だが、座布団の前におけ。結界と言ってな、
  扇子より座布団がわが芸人、演者の世界、向こう側が
  観客の世界だ。

■ 観客が演者の世界に入ってくることは決して許さないんだ。
  たとえ前座だってお前たちはプロだ。
  観客に勉強させてもらうわけではない。あくまで与える側なんだ。
  そのくらいのプライドは持て。

■ お辞儀が終わったら、しっかり正面を見据えろ。
  焦っていきなり話し出すことはない。堂々と見ろ。
  それができない奴を正面が切れないというんだ。
  正面が切れない芸人にはなるな。

■ 客席の最後列の真ん中の上、天井のあたりに目線を置け。
  キョロキョロする必要はない。マクラの間に左、右と見てゆくには
  キャリアが必要なんだ。おまえはまだその必要はない。

■ 大きな声でしゃべれ。加減がわからなければ怒鳴れ。
 怒鳴ってもメロディが崩れないように話せれば立派なもんだ。
 そうなるまで稽古しろ。





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Posted by out at 21:16│Comments(0)生き方
 
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