2009年05月13日
「ネクストソサエティ」 P.F. ドラッカー
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・本日は、ドラッカーの本からご紹介いたします。
・日本では2002年に発売されていますが、現在の状況と
合致します。
・もう”コトバ”というより、文書ですが、端的に一言で表せません。
マネジメントとして「うーん」と思いましたのでご紹介します。
■ すべてを内製(部品などをすべて製作)したフォードはやがて
マネジメント不能に陥った。
■ 今日では、すべてを傘下にいれるという考えそのものが
無効になっている。一つの原因は、企業活動に必要とされる
知識が高度化し、専門化したためだ。
■ 内部で維持するには費用がかかりすぎるものとなった。
しかも知識は常時使わなければ劣化する。
それゆえ、時折の仕事を内部で行っていたのでは
成果があげられなくなる。
・ 企業経営として考えてみたときに、さすがにうなってしまう
ような考え方だと思います。
・ 企業が、何もかも自分でやってしまおうと考えるとき。
いろんな業種に手を伸ばそうとするとき、またはすべてを
支配下に入れたいと考えるとき、このドラッカーの言葉は、
常に意識しておきたいことではないでしょうか。
・ これはまた、口はばったい言い方になってしまいますが、
人生も同じではないかと思います。
・ 何もかも自分でやってしまおうとするとき、
何もかも手に入れたいと考えるとき、手に入れたとき、
それは本当に必要なものなのか。それがあることで
余計なエネルギーを使ってしまっていないか。
・ 今、私は“余計”だと思うことを、どんどん削ぎ落として、
できるだけシンプルにすることを心がけています。
心がけるだけで、簡単じゃないです(笑)欲の塊なので・・・
Posted by out at 22:07│Comments(0)
│仕事